9月7日(土曜)より名演小劇場にてジョージア(グルジア)映画『聖なる泉の少女』が上映されます。
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映画『ソローキンの見た桜』と名古屋の平和公園内ロシア兵墓地慰霊祭
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現在公開中の映画『ソローキンの見た桜』 名古屋ではシンフォニー豊田ビルにありますミッドランドシネマ2で上映中です。
日露戦争時代、日本には多くのロシア兵捕虜収容所が存在しました。名古屋にも1904年11月の300名を皮切りに最多時には3792名が東別院ほか6カ所に収容されていました。そのうち15名のロシア兵がここ名古屋で亡くなられました。 戦前は東区新出来町東公園近くの陸軍墓地内にあり、戦後に平和公園が出来た際に現在の平和公園内旧陸軍墓地内に移設されたとのことです。その後永らく忘れ去られていたようです。1990年末に当時の日ソ協会会員の杉本達也氏によって発見されました。杉本氏は戦後ソ連のカザフスタン共和国南部で抑留生活を体験し、慰霊碑のロシア語が理解できる方でした。慰霊碑にはロシア帝国の国章である「双頭の鷲」が刻まれており、ロシア語で『ここに1905年に亡くなった15名のロシア人捕虜が埋葬されている。神よ、天国で彼らの魂に安らぎを与え給え。この碑は、同僚(戦友)によって建てられたものである』と刻まれています。発見当時は個人の墓碑は一つしか残っていなかったのですが、戦災または平和公園への移転時の混乱の中で失われたのでしょう。その後、名古屋のハリストス正教会、在大阪ロシア総領事館などの協力を得て15名全員の氏名が判明し、また、多くの市民の心温まる募金も得られて、全員の墓碑が再建され、以後毎年、桜の季節の4月第一日曜日の午後に日ロ両国の不再戦と世界平和を願っての慰霊祭が続けられております。(本文は日本ユーラシア協会愛知県連前会長名古屋大学名誉教授でありました故 丹生潔先生の文書から引用しました。) 今年は4月7日(日)午後2時より平和公園内旧陸軍墓地内ロシア兵墓地で行われます。
店主になる以前は私も慰霊に参加させて頂きました。